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Apple Storeと正規サービスプロバイダでバッテリー交換料金が倍も違った話

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Appleの正式なサービス窓口である正規サービスプロバイダ。

近くにApple Storeがない時はお世話になることも多く、Appleのサイトから修理や故障の相談をしようとすると正規サービスプロバイダの窓口へ案内される事も多いです。

今回は、正規サービスプロバイダを利用してMac Bookのバッテリー交換を依頼した所、Apple Storeと比べて倍以上の金額の違いがあった話です。

結果的には、Apple Storeを利用したほうが安い場合が多いだろうと思いました。

注意ポイント

正規サービスプロバイダの方が必ず料金が高いのかどうかは分かりません。事例の一つとして参考にしてください。

MacBook 12インチ 2015年モデルをバッテリー交換

今回、バッテリー交換を頼んだ機種は、MacBook の12インチ 2015年モデルです。(Macbook Retina, 12-inch, Early 2015)です。

2015年のMacbookなので、古い機種ではあるのですが、この機種めちゃめちゃお気に入りなんです。

まず、軽い!
0.92kgとと1kgを切っており、現行のMacbookではここまで軽いものはありません。そして薄い。

そして、スペックもそこそこに高いのでストイックに動画を作るとかでなければ十分なマシンです。

しいてデメリットをあげればUSB-Cが1ポートしかないのが残念ですが、そもそもUSB-Cが使えるモデルなのも嬉しいところです。
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私のMacBook 12インチ 2015年モデルは購入したときにカスタマイズもしており、CPUのスペックとSSDの容量も増やしていました。

当時は結構お金がかかったのですが、今となっては現在も使える軽量Macbookとして奮発しておいてよかったです。

どれくらいお気に入りなのかはわかっていただけたかと思いますが、どうしても時間経過に勝てないのがバッテリーの劣化・・

最近では、バッテリーを満タンにしておいても急に電源が切れて充電マークが表示されたり、電源が切れたと思えば少し充電するだけで50%以上充電されていたり非常に不安定でした。

電源につけたままでは利用できるのですが、古いモデルなのでバッテリーをそろそろ交換しておかないと、交換ができなくなる不安も出てきました。

現在ではMacbook pro やMacbook Airシリーズになってしまって「Macbook」シリーズの販売は行わなくなっています。部品が手に入りにくく、バッテリー交換もそろそろできなくなるかもと不安もありました。

というわけで、Appleサポートを利用してバッテリー交換することにしました。

バッテリー交換費用

バッテリー交換にかかる費用はAppleのサイトに乗っています。

MacBook 12インチ 2015年モデルは20,800円です。
MacBook

それくらいかかるのは想定済み。早速バッテリー交換を申し込みます。

正規サービスプロバイダで修理依頼

Appleの修理を申し込むから、バッテリー交換の予約を取ります。
スクリーンショット 2022 01 29 14 53 05

修理を申し込もうとすると、近くの正規サービスプロバイダやApple Storeを検索してくれます。

Apple Storeが遠かったため、今回、バッテリー交換の予約をとったのは近くの正規サービスプロバイダであるビックカメラです。

あれ?正規サービスプロバイダって高い??

MacBook 12インチ 2015年モデルを見せてバッテリー交換の説明を受けます。5年以上前の機種だけあって、バッテリーの在庫があるかどうかかなりギリギリという説明を受けます。

どうやら古すぎてヴィンテージモデルになっており手間がかかるという説明を受けました。
仮にバッテリーの在庫があったとしても取り寄せないとならないので時間はかかると・・

まぁ、仕方ないよねという事でバッテリー交換をお願いしました。

そして出てくるバッテリー交換の修理料金。

26,300円・・・

あれ?Appleサイトでは20,800円だったけど?
5,500円もバッテリー交換料金が高い・・

当たり前ですが、正規サービスプロバイダはAppleではなく修理を委託されているサポートセンターです。Appleと同じ金額で頼めるわけではないようです。

予想ですが、どうしても量販店側での利益を確保するため手数料が入ってしまうのでしょう。たしか、Appleって量販店に厳しいって聞いたことがあるようなないような。

それだったら、最初からApple Storeで予約すればよかったなと思いつつ、すでに出向いてしまったのと、Apple Storeが遠いので多少の手数料を受け入れ、26,300円でバッテリー交換を依頼しました。

値段が誤っていたと連絡。もっと高い金額に

正規サービスプロバイダにバッテリーを預けて安心したのもつかの間。次の日電話がかかってきました。

あ・・もしかしてバッテリーがなかったのかな?と思って電話に出ましたが、言われたことはなんと・・

料金を間違えていましたのご連絡。
26,300円ではなく40,568円でしたとのこと。
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いやいやいや!!!
流石に高すぎでしょ!Appleのサイトよりも2万円以上も高いです!

正規サービスプロバイダからの説明は、MacBook 12インチ 2015年モデルがまず特殊な設計になっているとの事。

MacBook 12インチ 2015年モデルはバッテリーパックとMacbookの底の鉄板(Bottom Case)が一緒にくっついてしまっており、Bottom Caseの取替も一緒にしなければならない。

そのため、バッテリー交換は26,300円だけど、Bottom Caseの交換もあるためBottom Caseの金額も追加して、合計40,568円になるとのこと。

ちょっと待ってよ。
それだったらBottom Caseの交換で追加料金が必要とAppleのサイトにも書かれるでしょ。

バッテリー交換は2万と書かれているのに、交換するのは実は4万かかりますって、騙しているもいいところじゃないか。

ん・・なんか怪しくなってきたな。

多少の手数料分高く支払うならまだしも、流石に合計4万円は高い。
当初、2万円でバッテリー交換ができると思っていたのに、いつの間にか倍の金額になってます。

これは一度Apple Storeに相談しよう。
そう思い、正規サービスプロバイダの予約はキャンセルしました。

Apple Storeで修理依頼

再度、Apple Store予約を取り直します。

Apple StoreにMacBook 12インチ 2015年モデルを持っていくと、正規サービスプロバイダと同様に説明されます。

在庫が少なくなりつつある事。在庫があってもヴィンテージモデルになっており取り寄せが必要になること。MacBook 12インチ 2015年は複雑な作りになっており、底の鉄板(Bottom Case)から交換しなければならなく、修理後の保証が効かないこと。

問題ない旨を伝えて見積もりをお願いしました。

Apple Storeでの料金は定価

そこで出てきた料金は、Apple Storeにかかれている20,800円のお見積り。
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Appleのサイトに乗っているバッテリー交換料金と同じ値段です。

Apple Storeでも、正規サービスプロバイダの説明と同様にBottom Caseの交換が必要と聞いたため、恐る恐る聞いてみます。

「この20,800円以外にかかるバッテリー交換の費用はありますか?」

「いえ、ありません。20,800円でバッテリー交換できますよ。」

正規サービスプロバイダとApple Storeとの料金差について

今回の経験で、修理はできるだけApple Storeに頼んでおいたほうが良いことがわかりました。

正規サービスプロバイダでは4万円、Apple Storeでは2万円。倍近く修理料金が違えば、流石に多少遠くてもApple Storeに出したほうがお得です。

電車代の方が遥かに安い。

正規サービスプロバイダが悪いわけではない

間違えないでいただきたいのは、おそらく正規サービスプロバイダも高くせざる負えない背景があるのだと思います。

最初の手数料の26,400円での交換時は、正規サービスプロバイダ側からもちゃんと説明もあってAppleより高くせざる負えないと言われました。

想像するに、正規サービスプロバイダの窓口からMacbookを修理センターに送って、バッテリー交換をして・・と正規サービスプロバイダ側の人手を使わざる負えず、運用利益を確保するために高くせざる負えないのではないでしょうか。

26,400円からBottom Case交換が追加され40,568円になった事については、流石にApple Storeと言っていることが違うため、何か理由があると考えています。

例えば

  1. Bottom Caseの交換に正規サービスプロバイダの技術者が交換しなければならず、その技術費用
  2. MacBook 12インチ 2015年のバッテリー交換時はBottom Caseも交換とマニュアルに書かれているせいで、バッテリー交換 + Bottom Case交換の料金が必要だと現場に伝わって運営されている。

とかね。

どちらにせよ正規サービスプロバイダ側も厳しい利益率でやっているんだろうなと思っています。

私は今回ビックカメラで出した結果、このような料金になりましたが、他の正規サービスプロバイダでは料金が異なる可能性も十分にありえると思います。

また、MacBook 12インチ 2015年というヴィンテージモデル、Bottom Caseも交換しなければならないという特殊な設計であるがゆえ、倍の値段差がついてしまったかもしれません。

他の機種では多少金額差は少ないかも?

ですが、おそらく正規サービスプロバイダを利用したほうが修理料金が安くなることはないと私は感じました。

修理やバッテリー交換に出すとしたら、私は次からApple Store一択ですね。


バッテリー交換完了からMacbookが戻ってくるまで

MacBook 12インチ 2015年モデルがヴィンテージモデルと言われただけあり、修理にはかなり時間がかかりました。

バッテリー交換に出した日と戻ってきた日

Apple Storeでは
2022/1/16(日)にバッテリー交換にだしました。

その際に、ヴィンテージモデルで手間がかかるため、戻ってくるまで最低でも1週間以上、念の為10日間見てくれと案内されていました。

受け取り完了の連絡が来たのは11日後の
2022/1/27(木)でした。

MacBook 12インチ 2015年モデルの部品の在庫がなくなりつつあるのは本当だと思います。

このMacBookに限らず、リリースされてしばらく立っている機器は修理やバッテリー交換を使用にも部品がなくて対応できないという事はよくある話なので、古い機種を持っていてバッテリーの劣化にお困りの方は一度連絡して在庫の状況とかも確認したほうが良いかもしれませんね。

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